相撲の森麗と若佐々木が検索される理由は？予想外のハプニングでほっこり？

大相撲の土俵で繰り広げられる真剣勝負は、力士たちの力強いぶつかり合いが醍醐味ですが、時には予想外のハプニングが起こり、そのギャップが観客や視聴者を和ませることがあります。

特に2025年五月場所では、取組前の土俵上で力士が転倒するという“笑ってはいけない”珍事が2度発生し、審判を務める親方たちが思わず笑みをこぼす様子が話題となりました。

これらの出来事は、相撲の厳しさの中に人間味あふれる一面を垣間見せ、ファンに大きな「ほっこり」を提供しました。

相撲の森麗と若佐々木が検索される理由は？

森麗関の“土俵の妖精”ハプニングvs若佐々木

2025年5月場所、六日目に行われた序ノ口二枚目・森麗（大嶽部屋）と序ノ口三枚目・若佐々木（西岩部屋）の一番で、最初の“笑ってはいけない”珍事が発生しました。

森麗の背景 森麗関は、一部のファンから「土俵の妖精」と称される愛されキャラクターのベテラン力士です。

37歳という年齢でありながら、新序出世から38場所連続で負け越すというワースト記録を持ちながらも、ひたむきに相撲を取り続ける姿が、そのユニークな風貌と相まって長くファンに愛されてきました。彼の存在は「癒し系」とも評され、多くの視聴者を魅了しています。

まさかの転倒 六日目の取組で森麗は、自身の四股名が呼び上げられ、土俵に上がろうとした瞬間にバランスを崩し、まさかの転倒をしてしまいました。前のめりに倒れ込んでしまい、取組前にもかかわらず土俵の土が体についてしまうという予想外の事態に、館内からはどよめきと同時に笑いが沸き起こりました。

親方たちの反応 このハプニングに、向正面で審判を務めていた元関脇・朝赤龍の高砂親方と元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方も思わず失笑してしまいました。

「笑ってはいけない」真剣な場面であるにもかかわらず、親方たちは笑いをこらえきれず、必死に押し殺そうとする姿が見られました。

視聴者からはといった声が寄せられました。

取組前の森麗関の転倒は、ABEMAの視聴者の間でも大きな話題となりました。

一方で、「大丈夫か」「脚痛いのかな」「怪我無くてよかった」など、力士の体調を気遣う声も上がりました。

コメント欄には「うらら」「妖精」「油断させる戦法でしょ」「つかみはOK」「これ笑わないの不可避」「皆を笑顔にする相撲」「取組前に転ぶ人初めて見た」「もう土がついた」といった、ユーモラスな反応が多数寄せられました。

森麗◯１−２初日＼(^o^)／
若佐々木●０−１#大相撲五月場所 #森麗 pic.twitter.com/uEQorTK1E2

— コロコロ (@oishiikokugikan) May 16, 2025

取組の結果と名誉挽回 転倒というハプニングの後、森麗関は奮起しました。立ち合いで頭を下げて当たると、すぐに右上手を取り、必死に前に出て相手の攻めを許しませんでした。

結果として、一方的な相撲で若佐々木関を寄り切り、見事に今場所初の白星を挙げました。この勝利は「名誉挽回」と称され、客席からは大きな歓声と拍手が送られました。敗れた若佐々木関は今場所1敗目を喫し、悔しそうな表情を浮かべました。

勝利後のファン心理 見事に勝利して「汚名返上」を果たした森麗関に対し、視聴者は「転んでも勝つ」「うららんショー」「やっぱり作戦だった」「うらら人気だね」と歓喜しました。さらに、「可愛すぎて」「やっぱり癒し系だ」「笑顔にさせてしかも勝つ！」「もうたまらん」といったコメントが相次ぎ、森麗関の虜になるファンが続出しました。

この出来事は、「転んじゃったけど勝って拍手いっぱいもらった！」と評され、多くのファンに「序の口平和だな〜」という温かい感情を抱かせました。森麗関は今場所を1勝6敗で終えました。

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錦丸関の“巨漢”ハプニング

森麗関の転倒から数日後の十日目にも、再び“笑ってはいけない”珍事が起こりました。今度は序ノ口五枚目・錦丸（朝日山部屋）と序ノ口五枚目・原（八角部屋）の取組前の出来事でした。

錦丸関は、体重220.5キロを誇る角界屈指の巨漢力士です。健康診断の採血に45分を要し悪戦苦闘したことが話題になるなど、その存在感は抜群です。

まさかの再転倒 この日、錦丸関もまた、四股名を呼び上げられて土俵に上ろうとした際に、まさかの転倒をしてしまいました。これにより、五月場所で2度目の「取組前の転倒」という予想外のハプニングが発生しました。

親方と呼び出しの反応 再び起こったこの珍事に、向正面で審判を務めていた元関脇・旭天鵬の大島親方は、最初はチラチラと見て我慢していましたが、ついに限界に達し、笑顔があふれてしまいました。

隣に座っていた呼び出しも、下を向いて肩を震わせながら必死に笑いをこらえようとする姿が見られました。

視聴者からは、

「こらえきれない大島親方」「わろてるやんw」「大島親方はツボに入ったみたい」「呼出さんw」といった声が寄せられ、特に大島親方のニヤニヤが止まらない様子が印象的だったようです。

取組の結果 錦丸関もまた、このハプニングの後で白星を挙げるという結果となりました。彼は3休しながらも4勝負けなしで場所を終えています。

森麗のwiki風プロフィール

まとめ：真剣勝負と“ほっこり”のギャップ

森麗関と錦丸関、いずれの力士の転倒も、真剣勝負の土俵上で偶然発生したハプニングでした。しかし、その後の親方たちの反応が加わることで、面白さが倍増し、どこか「ほっこり」する珍事として記憶されることとなりました。

大相撲五月場所は、大関・大の里関が自身4度目の幕内優勝を飾り、8年ぶりの日本出身横綱誕生を決定づけるなど、大いに盛り上がった場所でした。千秋楽では、大の里関を破って横綱の意地を見せた豊昇龍関との熱戦も繰り広げられました。

しかし、その一方で、今回取り上げたような愛すべき力士たちが引き起こした予期せぬユーモラスな出来事が、相撲の魅力をさらに深めたと言えるでしょう。

これらのハプニングは、普段は厳粛な雰囲気に包まれる土俵に、一瞬の和やかな笑いと人間味あふれる光景をもたらしました。力士たちがハプニング後も奮闘し、勝利を収めたことは、ファンにとって彼らを一層応援したくなる要素となりました。相撲の奥深さ、そして力士一人ひとりのキャラクターが、勝敗を超えて観る者の心に残る瞬間を創り出していることを改めて感じさせる出来事でした。