大の里の不祥事、飲酒した相手の未成年力士は一体誰なんだろう…？」
「期待の逸材だったのに、なぜこんなことが起きてしまったのか、真相が知りたい」
角界の未来を担うと期待された新星、大の里関が起こした未成年力士への飲酒問題。そのニュースは、多くの相撲ファンに衝撃と失望を与えました。
輝かしい土俵での活躍の裏で、一体何があったのでしょうか。この問題は、単なる一力士の過ちなのでしょうか。それとも、角界が長年抱える根深い問題の氷山の一角なのでしょうか。
この記事では、報道されている情報を基に事件の生々しい内幕に迫るとともに、「相手力士」の可能性を二所ノ関部屋の公式情報から徹底的に探ります。
この記事を最後までお読みいただければ、事件の全貌、その背景にある角界の体質、そして大の里関と二所ノ関部屋がこれから歩むであろう茨の道まで、深くご理解いただけることでしょう。
角界に激震！期待の新星・大の里に一体何が？
令和の角界に、彗星の如く現れた一人の若武者。その名は、大の里泰輝（おおのさと だいき）。
石川県出身、日本体育大学時代には2年連続でアマチュア横綱に輝くなど、数々のタイトルを総なめにした彼は、まさに「怪物」と呼ぶにふさわしい逸材でした。
元横綱・稀勢の里が師匠を務める二所ノ関部屋への入門は、角界の未来を明るく照らすニュースとして、多くのファンを熱狂させたのです。
2023年5月場所、幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏むと、その勢いは止まりませんでした。圧倒的な強さで勝ち進み、わずか2場所で新十両昇進を決定。これは、元大関・小錦、元関脇・逸ノ城らに並ぶ、史上最速タイの快挙でした。誰もが彼の輝かしい未来を信じて疑わなかった、その矢先のことです。
2023年10月、角界に激震が走りました。
「大の里、未成年力士に飲酒強要か」
週刊誌報道をきっかけに、衝撃的な事実が明るみに出たのです。日本相撲協会はすぐさま調査に乗り出し、事実関係を認めました。発表によると、大の里は2023年8月、巡業先の宿舎で同部屋の未成年力士に複数回にわたり飲酒させていたというのです。
ファンが夢見た「令和の横綱」への道。その出発点に立ったばかりの若き才能が、なぜこのような過ちを犯してしまったのでしょうか。期待が大きかった分、裏切られたと感じたファンの落胆は計り知れません。
土俵の上で見せる圧倒的な強さと、土俵下での未熟な行動。そのギャップは、私たちに多くの疑問を投げかけています。この事件は、彼の輝かしいキャリアに、決して消えることのない深い傷跡を残すことになりました。
禁断の酒席…その夜、二所ノ関部屋で起きたことの真相
昼間の稽古の熱気とは打って変わって、アルコールの匂いと弛緩した空気に包まれていたのかもしれません。厳しい稽古を終えた力士たちにとって、風呂場はつかの間の休息。しかし、その解放感がから
想像してみてください。片や、アマチュア横綱の看板を背負い、破竹の勢いで出世街道を突き進む部屋の期待の星。片や、まだ十代の若き力士。角界という厳格な上下関係が存在する世界において、兄弟子からの「勧め」を断ることは、どれほど勇気が必要だったでしょうか。
「一杯くらい、いいじゃないか」
「付き合いだぞ」
そんな言葉があったのかは定かではありません。
しかし、その場の空気、兄弟子としての立場、そして断れば角が立つかもしれないという無言の圧力が、未成年の力士を追い詰めたことは想像に難くありません。
彼は、差し出されたグラスを拒むことができなかったのでしょう。一度、口をつけてしまえば、後はなし崩し的に事が進んでしまう。これが、多くの未成年飲酒の現場で起こりがちな悲劇の構図です。
この行為は、単に法律に違反するだけでなく、日本相撲協会が定める「暴力・いじめ・飲酒に関する規定」にも明確に抵触するものでした。協会はコンプライアンス研修を重ね、再発防止に努めてきたはずでした。
しかし、その努力もむなしく、またしても角界の旧態依然とした体質が露呈してしまったのです。この一件は、大の里個人の問題であると同時に、部屋の管理体制、そして師匠である二所ノ関親方の指導力にも厳しい目が向けられる結果となりました。
大の里のいじめの相手は？パワハラ？二所ノ関部屋の未成年力士を徹底調査！
デイリー新潮の記事によれば、日本相撲協会は、下記のような情報のみ公表されています。
それは未成年で番付外だった年下の兄弟子、総勢山（そうせいざん・20）に風呂場で飲酒を強いるなどのイジメを繰り返していた件だ。
大の里は酔いつぶれる総勢山の様子を面白がり、笑っていたという。
相撲協会は当時、「週刊新潮」の取材には一切答えず、先手を打って大の里が総勢山と飲酒していた事実のみを公表。協会を慌てさせるワルっぷりがあらわになった。
引用元：デイリー新潮 2025年5月31日
大相撲公開は大の里と未成年の力士が飲酒を公表したという事実であり、いじめがあったことは分かりません。
いじめはあくまでも週刊誌の報道です。
入門した佐藤の四股名が「総勢山(そうせいざん)」に決まりました。
— 【公式】二所ノ関部屋 (@nishonosekibeya) March 15, 2023
応援よろしくお願いいたします。#二所ノ関部屋 #稀勢の里 #sumo #あきる野市 #春場所 pic.twitter.com/L2Tc0baRMu
ただ、大切なのは、彼らも兄弟子からの誘いを断れなかった心の痛み、そして事件が公になったことで周囲から好奇の目に晒される苦しみ。私たちは、大の里だけでなく、この若き力士たちの心のケアも忘れてはなりません。
彼らがこの辛い経験を乗り越え、再び土俵に集中できる環境を整えることが、部屋と角界全体の責任と言えるでしょう。
本日、総勢山と藤宗が三月場所の新序出世披露を行いました。
— 【公式】二所ノ関部屋 (@nishonosekibeya) May 14, 2023
総勢山は私が大関時代に頂いた株式会社諸岡様の化粧廻し、藤宗は新十両で茨城後援会様より頂いた化粧廻しを着けました‼️#二所ノ関部屋 #稀勢の里 #sumo #5月場所 pic.twitter.com/oFlnTEQ8F4
なぜ繰り返される？角界に根付く「かわいがり」と飲酒問題の根深さ
記憶に新しいのは、元横綱・日馬富士による貴ノ岩への暴行事件です。これもまた、酒席でのトラブルが発端でした。さらに遡れば、朝青龍の数々の騒動や、時津風部屋の力士暴行死事件など、枚挙にいとまがありません。なぜ、これほどまでに同様の不祥事が繰り返されるのでしょうか。
その根源には、角界が持つ特殊な構造と、旧態依然とした体質が深く関わっていると考えられます。
1. 厳格すぎる上下関係と部屋制度
相撲部屋は、師匠を頂点としたピラミッド構造であり、兄弟子と弟弟子との間には絶対的な上下関係が存在します。この「縦社会」は、規律を保ち、技術を継承する上で重要な役割を果たしてきました。
しかし、一歩間違えれば、それは「いじめ」や「パワハラ」の温床となり得ます。弟弟子は兄弟子の身の回りの世話をするのが当たり前。その中で、理不尽な要求をされても「NO」と言えない空気が醸成されやすいのです。
2. 「かわいがり」という名の悪習
「かわいがり」という言葉は、本来、厳しい稽古で後輩を鍛え上げるという、愛情のこもった意味合いで使われていました。
しかし、その意味は歪曲され、いつしか理不尽なしごきや暴力の隠れ蓑として使われるようになってしまいました。今回の飲酒強要も、大の里の中に「兄弟子として指導している」という、歪んだ「かわいがり」の意識があったのかもしれません。
3. ちゃんこ文化と酒
力士にとって、ちゃんこ鍋は体を作るための重要な食事です。そして、稽古後のちゃんこには、しばしば酒が付き物でした。
苦しい稽古を乗り越えた仲間と酌み交わす酒は、コミュニケーションを円滑にし、結束を強める効果もあったでしょう。
しかし、この文化が「酒は飲めて当たり前」「飲めないのは半人前」といった誤った価値観を生み出し、未成年者への飲酒やアルコールハラスメントにつながる土壌を作ってしまった側面は否定できません。
日本相撲協会は、コンプライアンス研修の強化や相談窓口の設置など、改革を進めています。しかし、何百年と続いてきた「伝統」という名の慣習を根底から変えることは、容易なことではありません。
今回の事件は、角界が「伝統」と「悪習」を明確に切り分け、現代社会の規範に合わせた組織へと生まれ変わる必要性を、改めて突きつけるものとなりました。
大の里のwiki風プロフィール
しこ名: 大の里（おおのさと）
本名：中村泰輝 （なかむら だいき）
生年月日: 2000年6月7日
年齢: 25歳 （2025年7月時点）
身長: 192cm
体重: 186kg
血液型：O型
出身地: 石川県河北郡津幡町
出身校: 糸魚川市立能生中学校 →新潟県立海洋高等学校→日本体育大学
所属部屋：二所ノ関
初土俵：令和5年5月場所
最高位：横綱
得意技：突き、押し、右四つ、寄り
趣味：スポーツ観戦
愛称：ダイキ、ナカダイ
まとめ
期待の新星・大の里が起こした未成年力士への飲酒問題。それは、一人の有望な若者の過ちであると同時に、日本相撲協会という組織が長年抱えてきた根深い問題を象徴する出来事でした。
厳格な上下関係、閉鎖的な部屋制度、そして「かわいがり」という名の悪しき慣習。これらの問題に本気でメスを入れない限り、同様の悲劇は今後も繰り返されるかもしれません。