「え、大の里関ってハーフなの?」
今、大相撲界で最も熱い視線を集める力士の一人、大の里関。テレビやニュースでその活躍を見るたび、あなたはきっとそう思っていませんか?あの日本人離れした彫りの深いルックス、そして何より幕下付け出しから僅か所要7場所という驚異的なスピードで新三役(小結)へ昇進を果たした「怪物」ぶり。
その規格外の存在感から、「もしかしてハーフなのでは?」と疑問に思い、検索窓に「大の里 ハーフ」と打ち込んだ方も多いはずです。
しかし、結論から申し上げましょう。
大の里関は、ハーフではありません。
この記事を読めば、あなたの抱えていた「大の里関はハーフなのか?」という疑問がスッキリ解消されるだけでなく、なぜ多くの人が彼を「ハーフでは?」と感じてしまうのか、その理由が明確になります。
そして、彼の圧倒的な強さの秘密や、知られざるルーツ、そして輝かしい未来について、より深く理解することができるでしょう。

さあ、大の里関の魅力の核心に迫る旅を始めましょう。
大の里のwiki風プロフィール


しこ名: 大の里(おおのさと)
本名:中村泰輝 (なかむら だいき)
生年月日: 2000年6月7日
年齢: 24歳 (2024年9月時点)
身長: 192cm
体重: 186kg
血液型:O型
出身地: 石川県河北郡津幡町
出身校: 糸魚川市立能生中学校 →新潟県立海洋高等学校→日本体育大学
所属部屋:二所ノ関
初土俵:令和5年5月場所
最高位:大関
得意技:突き、押し、右四つ、寄り
趣味:スポーツ観戦
愛称:ダイキ、ナカダイ
大の里はハーフ?
大の里はハーフではない
大の里関を検索すると「ハーフ」という関連キーワードが出てきます。なぜこのように検索されているのでしょうか。
大の里関のご両親は日本人です。ハーフという事実はありません。



ご両親について詳しく見ていきましょう!
大の里の両親は?
大の里の父は中村知幸さん


- 年齢は40代後半。
- 身長184㎝。
- 会社員をしている。
- 金沢北陵高校相撲部出身。
- 社会人相撲の選手だった。
- 全国青年大会無差別級で準優勝した実績。
- 大の里関が白鵬杯で優勝した後に対決をして敗れたことで引退を決意した。
- 津幡町少年相撲教室で指導している。
- 大の里が能生(のう)中学校に入学してからは、大の里関に相撲指導はしていない。
大の里関とは顔立ちといい体格も似ていますよね。お父様も相撲は相当な実力者のようです。
大の里の母は中村朋子さん


- 年齢は40代後半。
- 身長165㎝。
- 職業は不詳。専業主婦?
- 大の里関を4036gで出生。
母の職業については詳しい情報はありませんでした。大の里関が、小学生の時に牛丼大盛り3杯食べていたいたというエピソードから、育ち盛りで相撲をやっているとなるとかなり料理上手なのではないでしょうか。
端正なお顔立ちで美人なお母様ですね。
大の里が「ハーフ」と現在検索される理由7選


理由1:とどまることを知らない!スピード出世の秘密とその衝撃!




昨年夏場所、幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ大の里(23=二所ノ関)が昭和以降2位のスピード出世となる、所要6場所で新三役昇進を決めた。
引用元:日刊スポーツ 2024年4月30日
まず、多くの人が大の里関に「ハーフでは?」という印象を抱く大きな要因の一つに、彼の常識破りのスピード出世があります。
彼は大学卒業後、幕下10枚目格付け出しとしてプロの世界に飛び込みましたが、そこからの番付を駆け上がるスピードがまさに規格外でした。
初土俵からわずか所要3場所で新入幕。これは、過去の多くの名力士たちと並ぶ史上最速タイ記録です。
新入幕の場所では、いきなり二桁勝利を挙げ、敢闘賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
そして、そこからも勢いは止まらず、
初土俵からわずか**所要7場所で新三役(小結)**に昇進。これは昭和以降2位タイという驚異的なスピード記録です。
通常、幕下から三役まで昇進するには、数年かかるのが一般的です。その番付の壁を、まるで存在しないかのように次々と突破していく姿は、相撲ファンに大きな衝撃と興奮を与えました。
「一体、何者なんだ?」
「なぜこんなに強いんだ?」
という疑問は、彼のルーツに対する興味へと自然と繋がり、「日本人離れした何かを持っているのではないか」という想像を掻き立てるのかもしれません。
異国の血を引いているからこそ、これほどのスピードで出世できるのではないか、という先入観が、「ハーフ説」を唱える一因となっている可能性は十分に考えられます。
彼のあまりに鮮烈な登場と活躍ぶりが、多くの人々の固定観念を覆し、未知の可能性を感じさせた結果と言えるでしょう。
- 令和5年5月の初場所から2場所で新十両に昇進(伯桜鵬に次ぐ歴代2番目)
- 初場所から4場所で新入幕
- 初場所から6場所で新三役に昇進(昭和以降で歴代2位)
- 初場所から7場所で新三役で優勝(小結・安念山以来の67年ぶり)



歴代で横綱までスピード出世が早かった力士は誰なのでしょうか?
- 第1位 輪島 大士 3年
- 第2位 朝青龍 明徳 4年 モンゴル
- 第3位 大鵬 幸喜 5年
- 第3位 曙太郎 5年 アメリカ
- 第4位 白鵬 翔 6年 モンゴル
- 第5位 双羽黒 光司 7年
- 第5位 貴乃花 光司 7年



ベスト5以内に3名の国外出身の力士がランクインしています。近年の傾向を見ても「強さ🟰外国勢」という印象は受けてしまいますよね!
理由2:桁外れのスケール感!思わず二度見する高身長のインパクト!
次に挙げられるのが、彼の際立った高身長です。大の里関の身長は192cm。これは現代の日本人男性としては非常に高く、相撲界全体で見ても、長身の力士の部類に入ります。
土俵に上がった彼を見ると、その頭一つ抜けたようなサイズ感に、思わず目を奪われる方が多いはずです。
もちろん、相撲界には他にも高身長の力士はいますが、大の里関の場合、その身長に加えて後述するパワーや全体の雰囲気が相まって、より一層その高身長が強調され、「日本人離れしている」という印象を与えている可能性があります。
一般的に、欧米系の外国人には高身長の方が多いというイメージがあるため、彼の突出した身長が、無意識のうちに「ハーフなのでは?」という連想に繋がってしまうのかもしれません。
テレビで他の力士と並んでいるのを見ても、そのスケールの違いは明らかです。「大の里ってすごく大きいな」「やっぱり体格が違うね」といった感想は、彼の「ハーフ説」を補強する材料として、多くの人の心に刻まれているのではないでしょうか。
その桁外れのサイズ感が、彼の存在を際立たせ、「普通」ではない何かを感じさせているのです。



幕内以上で190㎝を超える力士を見てみましょう。
順位 | 現在の番付 | 力士名 | 身長 (cm) |
1位 | 前頭5枚目 | 金峰山 | 195 |
2位 | 前頭5枚目 | 湘南乃海 | 194 |
3位 | 前頭3枚目 | 輝 | 193 |
4位 | 関脇 | 大の里 | 192 |
4位 | 横綱 | 照ノ富士 | 192 |
6位 | 前頭3枚目 | 琴勝峰 | 191 |
6位 | 前頭3枚目 | 王鵬 | 191 |
6位 | 前頭14枚目 | 北の若 | 191 |
9位 | 前頭9枚目 | 欧勝馬 | 190 |
2024年10月時点で、幕内以上で190㎝以上の力士は9名。そのうち外国出身の力士は 金峰山(モンゴル)、照ノ富士(モンゴル、現在は日本に帰化)、欧勝馬(モンゴル)の3名。



高身長だからという理由で「ハーフでは?」と検索されている可能性は高いのではないでしょうか?
理由3:なぜあのルックスに釘付けになるのか?彫りの深い顔立ちの引力!


やはり外せない理由の一つが、彼の非常に特徴的なルックスです。大の里関の顔立ちは、日本人としては非常に彫りが深く、鼻筋がスッと高く通っており、目元もはっきりとしています。まるで西洋の彫刻を見ているかのような、立体感のある顔立ちは、非常に印象的で、一度見たら忘れられません。
一般的に、欧米系や中東系の血を引く方に多く見られるこうした特徴は、まさに「ハーフっぽい」と感じさせる典型的な要素です。日本の伝統的な顔立ちのイメージと比較すると、その違いは明らかであり、彼の顔立ちを見ていると、どこか異国の雰囲気を纏っているように感じられる方も少なくないでしょう。
SNSなどでも、「大の里、イケメンすぎる!ハーフみたい」「あの彫りの深さ、日本人じゃないと思った」といった声が頻繁に見られます。彼の持つエキゾチックな魅力は、多くの人の目を惹きつけ、「一体どこの国の血を引いているんだろう?」という強い興味を掻き立てる大きな要因となっています。
彼のルックスは、彼の存在を際立たせ、多くの人に「ハーフでは?」という疑問を抱かせる、最も直接的な理由と言えるでしょう。
理由4:土俵を揺るがす!圧倒的なパワーの源泉!


大の里関の相撲を見て、誰もが驚くのがその圧倒的なパワーです。前述した高身長と合わせて、体重約175kg(変動あり)という堂々たる体躯から繰り出される突き押しは、相手力士を土俵際まで吹っ飛ばすほどの破壊力を持っています。その力強い相撲は、まるで土俵が揺れているかのような迫力満点です。
彼のパワーは、単に体重があるだけでなく、全身が均整の取れた筋肉で覆われていること、そしてそれを効率的に使う技術に裏打ちされています。
しかし、そのあまりに強烈なパワーは、多くの人にとって「日本人離れしている」と感じさせる一因となります。
世界的に見ても、パワー系のスポーツで活躍する外国人アスリートには、日本人とは異なる体格や筋力を持つ人が多いというイメージがあるため、彼の規格外のパワーを見ると、無意識のうちに「ハーフ」という言葉が連想されてしまうのかもしれません。
対戦相手の力士たちが、彼の突き押しに苦戦し、たまらず土俵を割る姿を見るたびに、「このパワーは尋常じゃない」「どうやったらあんな力が出るんだ?」といった驚きの声が上がります。その圧倒的なパワーは、彼の存在を際立たせ、「普通の日本人にはない力強さ」として、「ハーフ説」に繋がる理由の一つとなっているのです。
理由5:番付上位=海外出身?三役の顔ぶれからくる先入観!


出典:Wikipedia


出典:チケットぴあ


出典:Wikipedia
- 横綱 照ノ富士 (モンゴル)
- 大関 豊昇龍 (モンゴル)
- 関脇 霧島 (モンゴル)
これは少し特殊な理由かもしれませんが、近年、大相撲の番付上位、特に三役やそのさらに上の大関・横綱といった地位に、海外出身の力士が非常に多かったという状況も、大の里関の「ハーフ説」を助長する一因となっている可能性があります。
ここ数十年、横綱にはモンゴル出身の朝青龍や白鵬、鶴竜、照ノ富士など、海外出身の力士が長く君臨し、大関や三役にも多くの外国出身力士が名を連ねてきました。そのため、相撲をあまり詳しく知らない人や、たまにしか見ない人にとって、「番付の上位にいる強い力士=海外出身者」という漠然としたイメージが定着している可能性があります。
そんな中、突如として現れた大の里関が、日本人としては異例のスピードで番付を駆け上がり、瞬く間に三役へと昇進しました。
この「スピード出世」と「番付上位」という要素が、「番付上位=海外出身」という既存のイメージと結びつき、「大の里関も、もしかしたら海外の血を引いているのではないか?」という連想に繋がってしまったのかもしれません。日本人離れしたルックスや体格といった他の要素が加わることで、この先入観はさらに強固なものとなってしまったと言えるでしょう。
以上のように、上位者に目を向けると、外国出身の力士が多いことがわかります。
理由6:意外と知られていない?大の里を育んだ故郷と家族
彼の相撲やルックスがメディアで大きく取り上げられる一方で、彼のプライベート、特にどのような家族構成で、どのような環境で育ったのかといった情報に触れる機会は、熱心なファンや地元の人々以外には少ないのが現状です。
人は、対象に関する情報が少ない場合、自分の想像や既存のイメージを当てはめて理解しようとする傾向があります。彼の日本人離れしたルックスや体格、そして規格外の強さといった要素に、「ハーフなのでは?」という疑問が結びついた時に、それを否定する確かな情報がすぐに得られないと、その疑問は解消されずに残り、「もしかしたら本当にそうなのかも」という考えに至ってしまうのかもしれません。
両親が日本人であることや、具体的な出身地といった情報が、彼の「ハーフ説」を打ち消す強力な根拠となりますが、その情報が多くの人に届いていないがゆえに、疑問が疑問のまま残ってしまうのです。



詳しくは記事上部にご家族について記載しています。見てくださいね!
理由7:名前の響きや漂わせる雰囲気も影響している!?


「大の里(オオノサト)」という四股名は、相撲界では比較的伝統的な響きを持っていますが、彼自身の持つ若々しくもどこか威厳のある佇まいや、土俵上での立ち居振る舞いが、人によっては異文化的なニュアンスを感じさせるのかもしれません。
また、日本の国技である相撲という非常に伝統的な世界にいながら、前述したような日本人離れしたルックスや体格、そして圧倒的な実力で次々と番付を駆け上がっていくその存在感は、「これまでの日本人力士とは一線を画す、何か特別なものを持っている」という印象を強く与えます。
その「普通ではない」と感じさせる要素を説明しようとした際に、「ハーフ」という言葉が、彼の特別な存在感を表現するキーワードとして、多くの人の中に自然と浮かび上がってくるのかもしれませんね。
彼の持つ独特のオーラが、「ハーフ説」という形で表現されているとも言えるでしょう。


「大の里って、なぜこの名前なの?」そんな疑問の先には、大正・昭和の土俵を駆け抜けた“小兵の名大関”がいます。この記事を読めば、現代の大の里が背負う“相撲の神様”の魂を知ることができます。
現在の大の里の四股名は、青森県藤崎町出身の名力士・大ノ里萬助に由来しています。身長161センチ、体重97キロという小柄な体格ながら、大関として24場所にわたり土俵を守った伝説の小兵。昭和初期には「相撲の神様」とまで称されました。
さらに1932年、「春秋園事件」で相撲協会を改革しようと立ち上がった中心人物でもありました。
「“小さくても強い”という精神に敬意を抱いています。名前を継ぐ以上、覚悟が必要だと思いました」
ーー大の里関(出典:日刊ゲンダイ 2023年6月17日)
単なる名跡ではありません。歴史と志、そして誇りが込められた名。それが「大の里」なのです。
大相撲のハーフ力士9選!
大相撲のハーフ力士9選※引退力士を含む
- 御嶽海(日本人の父とフィリピン人の母)
- 高安(日本人の父とフィリピン人の母)
- 北欧山(トルコ人の父と日本人の母)※引退
- 頂(カナダ人の父と日本人の母)※引退
- 生田目(日本人の父とタイ人の母)
- 雷道(ハーフと言われている)
- 丹治(ロシア人の父と日本人の母)
- 大賀(ロシア人の父と日本人の母)
- 狼雅(モンゴル人の父ととロシア人母)
詳しくは、下記の関連記事で書いています。一緒にチェックして下さいね!


大の里の学歴について知りたい方は下記の記事もチェックして下さいね!⬇️








まとめ
・大の里関は日本人の両親の元で生まれており、ハーフではない。
・大の里関の父は相撲経験者。全国青年大会無差別級で準優勝した実績あり。
・大の里の母の職業は不明。大の里関を4036gで出生している。
・「ハーフ」と検索される理由は①異例の出世スピード、②身長が高い、③端正なルックス、④圧倒的なパワー、⑤「三役以上に海外出身者が多いため」⑥大の里の家族があまり知られていない、⑦名前の響きや漂わせる雰囲気も影響している