大相撲界で注目を集める金峰山(きんぼうざん)晴樹。そのユニークなしこ名や異国情緒あふれる出身地について、気になる方も多いはずです。
カザフスタン・アルマティ出身で、異文化の中から日本の伝統競技に挑む彼の姿勢には、多くのファンが心を動かされています。
また、彼の宗教についても話題となっており、日々の生活や稽古にどのように宗教的習慣を取り入れているのか興味深いポイントです。金峰山というしこ名の由来、宗教について調査しました。

ぜひ最後まで見て下さいね!
金峰山(力士)のwiki風プロフィール


しこ名: 金峰山 晴樹(きんぼうざん はるき)
本名: バルタグル・イェルシン
生年月日: 1997年6月24日
年齢: 27歳
身長: 195.0cm
体重: 178.0kg
出身地: カザフスタン・アルマティ
学歴: 日本大学
所属部屋: 木瀬部屋
初土俵: 2021年11月場所
最高位: 前頭五枚目
得意技: 突き、押し
趣味: 散歩、映画鑑賞
好きな映画: 『ワイルド・スピード』、『アベンジャーズ』
好きな食べ物: 寿司(特にサーモン)
相撲開始年齢: 19歳
愛称:イェルシン
家族:独身(父、母、弟2人、妹)
金峰山(力士)の由来は?
熊本県の金峰山が由来の元


この山は、自然の美しさと霊的な意義を持つ場所として知られ、相撲界においても重要な象徴となっています。金峰山の名を冠することで、力士はその地の誇りを背負い、さらなる高みを目指す決意を示しています。
さらに、金峰山の四股名は、日大在学中に亡くなった元高校横綱の成田晴樹さんからもインスピレーションを受けています。成田さんは、木瀬親方と大学の同期であり、彼の死は金峰山にとって大きな影響を与えました。このように、四股名には師匠の故郷への敬意と、成田さんへの思いが込められており、力士としてのアイデンティティを強く表現しています。
金峰山(力士)は由来どおりに強い!
金峰山は朝青龍に見込まれた


金峰山はその強さだけでなく、相撲界での早い成長も注目されており、「若手ナンバーワン」として位置付けられています。特に、かつての横綱朝青龍から見込まれ、彼の指導の下で大きく成長しました。金峰山はまた、食事に対して独自の制限があり、豚肉は食べず、好物は寿司や刺し身です。そのため、体調管理においても信頼されています1119.
母国では柔道に励んでいたが、たまたま現地を視察していた元横綱朝青龍の目に留まり、「相撲をやるべきだ」と勧誘され、目黒日大高に編入。その後は日大に進学し、相撲歴は浅いながらも3年次の全日本選手権では準Vとなった。
引用元:2023/03/16 日刊ゲンダイ
木瀬親方の助言で開花
金峰山は木瀬親方(元肥後ノ海)から次のようなアドバイスを受けています。



「金峰山の強いところは、突っ張りだけだよ。(無理に)組まなくていいよ!」
この言葉で目が覚めた金峰山は、稽古で「突っ張り」をより意識して磨きをかけていったようです。



そして、親方からアドバイスを受けてからの戦績は気になりますよね!
実際、令和6年11月場所では、12勝のうち、「突き出し」と「押し出し」が9番もあっています。
そして、令和7年1月場所では、千秋楽まで優勝が持ち越される三つ巴の戦い。結果、優勝はできませんでしたが、明らかに、親方のアドバイスから勝ち星が増えるようになってきました。
場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
---|---|---|---|
令和7年1月 | 西前頭十四枚目 | 12勝3敗 | 敢闘賞 |
令和6年11月 | 西十両筆頭 | 12勝3敗 | 十両優勝 |
令和6年9月 | 西前頭十二枚目 | 4勝11敗 | |
令和6年7月 | 西前頭八枚目 | 4勝11敗 | |
令和6年5月 | 西前頭十枚目 | 8勝7敗 | |
令和6年3月 | 東前頭七枚目 | 6勝7敗2休 | |
令和6年1月 | 東前頭六枚目 | 7勝8敗 | |
令和5年11月 | 西前頭七枚目 | 8勝7敗 | |
令和5年9月 | 東前頭十枚目 | 9勝6敗 | |
令和5年7月 | 東前頭十枚目 | 7勝8敗 | |
令和5年5月 | 東前頭五枚目 | 4勝11敗 | |
令和5年3月 | 東前頭十四枚目 | 11勝4敗 | 敢闘賞 |
令和5年1月 | 東十両五枚目 | 11勝4敗 | |
令和4年11月 | 西十両七枚目 | 8勝7敗 | |
令和4年9月 | 西十両十二枚目 | 10勝5敗 | |
令和4年7月 | 西幕下筆頭 | 6勝1敗 | |
令和4年5月 | 西幕下四枚目 | 5勝2敗 | |
令和4年3月 | 西幕下三十四枚目 | 7勝0敗 | 幕下優勝 |
令和4年1月 | 西幕下五十九枚目 | 5勝2敗 | |
令和3年11月 | 三段目百枚目格付出 | 7勝0敗 | 三段目優勝 |
金峰山(力士)の宗教的背景は?
金峰山はイスラム教徒


「宗教上の理由でお酒を飲めないし、豚肉も食べられないんですね。部屋でのちゃんこは、彼のために豚肉を鶏肉に代えて特別メニューを作ってあげています。
引用元:文春オンライン 2023年6月6日
金峰山関はカザフスタン出身です。具体的な宗派の発言はしてません。しかし、カザフスタンがイスラム教徒が多く、豚肉を禁止している点から、イスラム教徒だとお思われます。
以下はカザフスタンの宗教分布を表形式で示したものです。
カザフスタンの宗教 | 割合 (%) |
---|---|
イスラム教 | 69.2 |
キリスト教 | 17.2 |
無宗教 | 2.3 |
無回答 | 11.0 |
この表から、カザフスタンではイスラム教が主要な宗教であることがわかります。
具体的には、宗教上の理由からお酒を飲むことができず、豚肉を食べることも禁じられています。これらの宗教的な背景は、彼の生活や相撲に対するアプローチにも影響を与えていると考えられます。金峰山は、こうした文化的な要素を尊重しながら、相撲界でのキャリアを築いています。
金峰山の大好物は?
食事の制限がある中でパワーの源になっているのが、刺し身と寿司だという。特にサーモンに目がなく、寿司屋に行くと店中のサーモンを食いつくす勢いだという。
引用元:日刊ゲンダイデジタル 1月22日
そのパワーの源となるのは、制限のある食生活の中で特に好む刺し身と寿司です。中でもサーモンへの愛は特別で、寿司屋ではサーモンを存分に味わい尽くすという逸話が残るほどです。
その熱意と食へのこだわりは、彼の強さと人柄を象徴しているように感じられます。カザフスタンの誇りとして大相撲で活躍する金峰山。その存在は、角界に新たな風を吹き込む力となっています。