大相撲の新風、安青錦新大（あおにしき あらた）関。ウクライナ出身という異色の経歴を持ちながら、彗星のごとく土俵に現れ、その実力と甘いルックスで多くのファンを魅了しています。
「一体何がそんなにすごいんだろう？」「なぜこんなに人気があるの？」そんな疑問を抱える方もいるのではないでしょうか。
この記事では、熱烈なファンが厳選した安青錦関の魅力的な理由を3つに絞り込み、徹底的に解説いたします。
彼の強さの秘密、ファンを惹きつける人間性、そして未来への期待感まで、余すところなくお伝えすることで、きっとあなたも安青錦関の虜になるはずです。
いまあすさあ、一緒に彼の魅力に迫ってみましょう。
安青錦のwiki風プロフィール
しこ名: 安青錦 新大（おおにしき あらた）
本名: ヤブグシシン・ダニーロ
生年月日: 2004年3月23日
年齢: 20歳 （2024年10月時点）
身長: 180cm
体重: 125kg
出身地: ウクライナ・ヴィーンヌィツャ州ヴィーンヌィツャ市
学歴：第32学校（ウクライナ｝
所属部屋：安治川
初土俵：令和5年９月場所
最高位：幕下４枚目
得意技：押し、右四つ・寄り
目標とする力士：若隆景
家族：独身（父、母、兄）
愛称：ダー二ｬ
趣味：筋トレ、昔の相撲の動画鑑賞
好きなタイプ：可愛いよりキレイな人
好きな食べ物：焼肉、寿司
嫌いな食べ物：梅干し、鶏の皮
好きなスポーツ：ボクシング（マイクタイソン）
安青錦はイケメン！ココがすごい！ファン厳選の理由3選！
理由その一：誰もが認める！土俵に咲く一輪の花：その容姿端麗さ
多くのファンやメディアが彼を「イケメン」と評しており、取組前の姿やインタビュー時の表情に魅了される人が後を絶ちません。インターネット上では、「シンプルにイケメン」「顔立ちが整っている」といったコメントが多数見受けられます。
YouTubeの動画では、「相撲界のディカプリオ！？」と称されるほど、そのルックスは注目を集めています。力強い相撲とのギャップもまた、彼の魅力を引き立てていると言えるでしょう。
理由その二：驚異的なスピード出世！誰もが期待する若き才能
これは、付け出しデビューの力士を除くと史上最速タイ記録であり、彼の非凡な才能と努力を示すものです。
このスピード出世は、ファンに大きな期待感を与え、「今後が楽しみすぎる」「どこまで強くなるんだろう」といった声がSNSなどで多く聞かれます。
序ノ口、序二段での優勝、そして新入幕での敢闘賞受賞など、その実績が彼の将来への期待をさらに高めています。
| 順位 | 四股名 | 新入幕までの所要場所数 | 初土俵時の身分 |
| 1 | 伯桜鵬哲也（はくおうほう てつや） | 2 | 幕下付け出し |
| 2 | 武双山正士（むそうやま まさし） | 2 | 幕下付け出し |
| 3 | 雅山哲士（みやびやま てつし） | 2 | 幕下付け出し |
| 4 | 遠藤聖大（えんどう しょうた） | 3 | 幕下付け出し |
| 5 | 尊富士弥輝也（たけるふじ みきや） | 9 | 前相撲 |
| 6 | 安青錦新大（あおにしき あらた） | 9 | 前相撲 |
| 7 | 常幸龍貴之（とこしょうりゅう たかゆき） | 9 | 前相撲 |
理由その三：故郷への想いを胸に！異国で夢を追う姿に感動
戦火を逃れ、異国の地で相撲という日本の伝統文化に打ち込む彼の姿は、人々に感動と勇気を与えます。故郷への想いを胸に、困難を乗り越えて夢を追いかける彼のストーリーは、単なるスポーツ選手の枠を超え、多くの人々の共感を呼んでいます。
関西大学との絆や、平和への願いが込められた化粧まわしも、彼の背景と相まって、さらに感動的な物語を紡ぎ出しています
彗星のごとく現れた！土俵を舞うウクライナの星：安青錦の軌跡
2019年には世界ジュニア相撲選手権大会に出場するために初来日し、3位入賞という好成績を収めています。
その後、母国ウクライナが戦火に見舞われるという困難な状況の中、相撲への情熱を諦めきれず、2022年に再び来日。関西大学相撲部主将の山中新大さんの家に身を寄せ、練習に励む日々を送りました。この時、彼はまだ17歳という若さであり、異国での生活と言葉の壁、そして故郷への心配など、多くの困難を乗り越えてきたのです。
関西大学では、相撲部員たちと交流を深め、彼らの熱心な姿勢に感銘を受けたと語っています。体育会相撲部の振興グループ長は、当時の山中さんの熱意と、安青錦関の丁寧な挨拶が印象に残っていると述べています。
2022年12月には安治川部屋の研修生となり、2023年7月場所前に正式に入門、同年9月場所でついに初土俵を踏みました。
彼の快進撃はここから始まります。
翌11月場所では序ノ口優勝、続く2024年1月場所では序二段優勝と、順調に番付を上げていきました。2025年3月場所には、初土俵からわずか9場所という驚異的なスピードで新入幕を果たし、これは付け出しデビューの力士を除くと史上最速タイ記録です。
新入幕となった2025年3月場所では、東前頭15枚目の地位で11勝4敗という素晴らしい成績を挙げ、敢闘賞を受賞しました。これは、新入幕の力士としては異例の好成績であり、彼の才能と努力を証明するものです。2025年5月場所では、さらに番付を上げ、東前頭9枚目となっています。
彼のこれまでの道のりを振り返ると、ウクライナでのアマチュア相撲経験、来日後の関西大学での練習、そして安治川部屋での師匠の指導が、彼の成長を大きく支えてきたことがわかります。
特に、戦火を逃れて来日し、言葉も文化も異なる日本で夢を追いかける彼の姿は、多くの人々に感動を与えています。
| 年 | 場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 9月 | 前相撲 | 3勝0敗 | 初土俵 |
| 2023 | 11月 | 西序ノ口14枚目 | 7勝0敗 (優勝) | 序ノ口優勝 |
| 2024 | 1月 | 東序二段10枚目 | 7勝0敗 (優勝) | 序二段優勝 |
| 2024 | 3月 | 東三段目18枚目 | 6勝1敗 | |
| 2024 | 5月 | 東幕下40枚目 | 6勝1敗 | |
| 2024 | 7月 | 西幕下17枚目 | 6勝1敗 | |
| 2024 | 9月 | 西幕下4枚目 | 6勝1敗 | |
| 2024 | 11月 | 東十両11枚目 | 10勝5敗 | 新十両 |
| 2025 | 1月 | 西十両5枚目 | 12勝3敗 | |
| 2025 | 3月 | 東前頭15枚目 | 11勝4敗 (敢闘賞) | 新入幕、敢闘賞 |
| 2025 | 5月 | 東前頭9枚目 | 0勝0敗 |
彼のこれまでの歩みは、決して平坦なものではありませんでしたが、そのたびに周囲の支えを受けながら、自身の才能と努力で道を切り開いてきました。彼の今後の活躍に、ますます期待が高まります。
安青錦の鍛え抜かれた肉体美と謙虚な人柄！ギャップに萌えるファン続出
しかし、ファンが彼に惹かれるのは、その外見からは想像できないほどの謙虚で真面目な人柄があるからです。
あるインタビューでは、「自分の（持ち味である）下からの攻めを出して、それで勝てました。集中できたし、いい場所でした」と、新入幕で好成績を挙げた要因を冷静に分析しています。
十両と幕内の土俵の違いについては、「お客さんの数も多いし、相手の当たり（の強さ）も全然違う。その中でも、今までやってきたことをしっかり出せました」と、緊張しながらも自分の力を出し切れたことを語っています。
日本語も堪能で、来日わずか3年で流暢に話せるようになったことは驚きです。ウクライナにいた頃は全く日本語を勉強していなかったにもかかわらず、部屋の力士たちとの会話を通じて自然に習得したといいます。好きな日本のテレビ番組は『ジャンクSPORTS』という意外な一面も持ち合わせています。
また、取組後には相手力士が土俵下に落ちそうになった際に、まわしを掴んで助けるという紳士的な一面も見せています。このような行動は、彼の優しさや思いやりを表しており、ファンからの支持をさらに集める要因となっています。
目標とする力士には、小柄ながらも実力のある三代目若乃花と若隆景関を挙げており、自身の体型と似ている力士の相撲を研究する真面目さも持ち合わせています。
師匠である安治川親方は、安青錦関について「相撲が好きで、自分でいろいろ相撲について知ろうという気持ちが強いところ」を評価しており、その探求心と真摯な姿勢が彼の成長を支えていると言えるでしょう。
好きな食べ物は肉、特に牛タン。趣味はサウナ。好きなアーティストは河島英五で、特に「時代おくれ」という曲が好きだと語っています。これらの情報からも、彼の素朴で親しみやすい人柄が伝わってきます。
このように、鍛え抜かれた肉体と、飾らない謙虚な人柄のギャップが、多くのファンを魅了しているのです。土俵上での力強い姿と、インタビューなどで見せる素朴な笑顔のコントラストは、彼の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
師匠も認める才能と努力！ファンを魅了する安青錦の相撲道
日本でのアマチュア相撲経験があるため、基本的な相撲の技術も高く、その土台の上に、安治川親方から細やかな指導を受けています。例えば、まわしを取った後の動き方や、簡単に前に出るための方法など、具体的な技術指導を受けているといいます。
安青錦関自身も、「分からないことがいっぱいあるので、細かく教えてもらっています」と語っており、師匠への信頼の厚さが伺え
安治川親方は、元関脇・安美錦として知られる名力士であり、その豊富な経験と知識は、安青錦関の成長にとって大きな財産となっています。
「この（安治川）部屋に入って本当によかった。師匠は『わからないことがあったら俺に聞け』と言ってくれるので聞くようにしています。この部屋じゃなかったら、たぶん関取になっていないと思う」という安青錦関の言葉からも、師匠への感謝の気持ちが強く感じられます。
師匠は、安青錦関の相撲を「相撲巧者」と評しており、その才能を高く評価しています。しかし、才能だけではなく、本人の努力もまた、彼の強さの源です。稽古量について聞かれた際には、「相撲を取る稽古は1日10番、15番くらい。好きにやらせてもらっているというか、自分のタイミングでやらせてくれます。
彼のこれまでの戦績を見ても、その実力は明らかです。初土俵からわずか10場所で幕内まで昇進し、生涯戦績は71勝16敗（2025年5月場所時点）という高い勝率を誇っています。幕内戦歴も11勝4敗と、新入幕ながら堂々とした成績を残しています。決まり手としては、押し出しや寄り切りが多い傾向にあります。
安青錦関は、新入幕の3月場所で敢闘賞を受賞しましたが、これは師匠である安治川親方も新入幕の際に獲得している賞です。このことについて安青錦関は、「師匠は新入幕で敢闘賞を取っているので、自分も10勝して敢闘賞を取りたいと思います」と語っており、師匠を目標とする意識の高さが伺えます。
このように、師匠の熱心な指導と、安青錦関自身の才能と努力が結実し、彼の魅力的な相撲道は多くのファンを惹きつけているのです。今後のさらなる成長が期待されます。
安青錦と関西大学の絆が生んだ感動！異色の化粧まわしに込められた想い
2022年、ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本への避難を希望した当時17歳の安青錦関を、関西大学相撲部主将の山中新大さんが自宅に迎え入れました。その後、約8ヶ月間、関西大学の相撲道場で練習生として稽古に励む日々を送りました。
この縁から、安青錦関が十両に昇進した際には、関西大学相撲部から化粧まわしが贈呈されました。化粧まわしには、関西大学のスクールカラーである紫紺色に、大学の校章が刺繍されています。贈呈式で安青錦関は、「日本に来た時は、右も左もわからなくて、本当に関西大学の人たちに感謝の気持ちでいっぱい」と語り、大学関係者への感謝の思いを述べました。関西大学理事長の芝井敬司さんも、「粘り強さと情熱が報われたことに祝意を申し上げます」と、英語やウクライナ語を交えて祝福しました。
さらに、安青錦関の化粧まわしには、もう一つ特別なものがあります。それは、十両土俵入りの際に着用した、中村キース・ヘリング美術館の作品がデザインされた化粧まわしです。
この異色のコラボレーションは、安青錦関のウクライナから日本へ避難し、相撲の夢を追いかける姿に感銘を受けた中村美術館が、平和への願いを込めて企画したものです。ニューヨークのキース・ヘリング財団や日本相撲協会もこの取り組みに賛同しました。
この化粧まわしは、土俵上でひときわ異彩を放ち、インターネット上のファンからは、
「美術館が後援してくれるなんて、いいなー」「最高」といった喜びの声が上がりました。また、「安青錦キースヘリングなの！？ 最高」といった驚きと称賛のコメントも多く見られました。
関西大学との温かい繋がり、そしてアートとの融合という斬新な試み。これらのエピソードは、安青錦関の人間的な魅力と、彼を支える人々の温かい思いを表しており、多くのファンの心を捉えています。
特に、苦難を乗り越えて夢を追いかける彼の姿は、多くの人々に勇気を与えているのではないでしょうか。春場所を前に、安青錦関と山中さんが久しぶりに神戸のスーパー銭湯に行くなど交流を持ったというエピソードも、二人の深い絆を感じさせます。
山中さんは、「あの時『ハロー』と声をかけたことが今につながっている、と思うと驚きますね」と語っています。
まとめ
安青錦新大関は、その甘いルックス、驚異的なスピード出世、そして故郷への想いを胸に異国で夢を追いかける姿という3つの大きな理由で、多くのファンを魅了しています。
彼の土俵上での力強さと、謙虚で真面目な人柄のギャップもまた、ファンを惹きつける大きな要因です。
師匠や周囲の支えを受けながら、自身の才能と努力で着実に成長を続ける安青錦関の今後の活躍に、ますます目が離せません。