大相撲の世界で今、規格外の体格と異色の経歴を持つ一人の力士が、土俵に新しい風を吹き込んでいます。その名は寿之富士(としのふじ)。
かつては「聖白鵬」の名で注目を集め、現在は伊勢ヶ濱部屋の期待の星として新十両昇進を果たした彼ですが、そのルーツやアマチュア時代の足跡を知る人はまだ多くありません。
この記事では、寿之富士関の驚くべき家系や、関取としては極めて珍しい「神学部」出身という学歴、そして改名の秘密に迫ります。
この記事を読み終える頃には、彼が単なる大型力士ではなく、三代にわたる宿命と知性を兼ね備えた「次世代の怪物」であることを確信し、明日からの本場所観戦が何倍も楽しくなるはずです。
寿之富士のWiki風プロフィール:195センチの巨体に秘められたポテンシャル
寿之富士関の魅力は、何といってもその圧倒的な体格と、名門・伊勢ヶ濱部屋で磨かれた確かな技術の両立にあります。
【基本データ】
- 四股名:寿之富士 大聖(としのふじ たいせい)
- 本名:ウスフバヤル・デムデジャムツ
- 生年月日:2000年(平成12年)8月24日(25歳)
- 出身地:モンゴル国ウランバートル市
- 身長・体重:195センチ、145キロ
- 所属部屋:宮城野部屋 → 伊勢ヶ濱部屋
- 得意技:右四つ、寄り、上手投げ
- 初土俵:令和6年3月場所
195センチという長身は、現在の関取衆の中でも屈指の高さです 。筆者の主観ですが、土俵で見せるその立ち姿は、かつての横綱・白鵬関を彷彿とさせる威厳がありながら、どこか現代的なスマートさも感じさせます。
令和6年3月の初土俵から、わずか2年足らずで新十両へと駆け上がったスピード感は、まさに本物の証と言えるでしょう 。
寿之富士の父は?モンゴル相撲の横綱!三代続く「宿命の絆」
寿之富士関の強さの根源には、モンゴルの大地が育んだ最強のDNAが流れています。
父と家族の驚愕エピソード
- 父ウスフバヤル氏:モンゴル相撲で4回優勝を誇る現役時代の最高位「横綱」であり、52歳の今でも197センチ、143キロという巨体の持ち主です 。
- 曽祖父の代からの縁:寿之富士関の曽祖父は、かつて白鵬関の父である伝説の横綱・ムンフバト氏にモンゴル相撲を指導した人物です 。
- 家系の継承:ムンフバト氏が寿之富士関の父を指導し、そして今、白鵬関が寿之富士関を大相撲の世界へ導くという、三代にわたる師弟関係が成立しています 。
この家系図は、単なる「相撲エリート」という言葉では片付けられない、歴史の歯車が噛み合ったような運命を感じさせます。彼が大相撲を目指したのは、父の勧めがあったからこそ 。
偉大な父の背中を追い、異国の地で頂点を目指すその姿には、一人の青年としての覚悟が滲み出ています。
父のウスフバヤルさんとの写真。
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) March 11, 2026
父はモンゴル相撲で何度も横綱になった。
厳しいところもあり、優しいところもある。
父は関取昇進に「おめでとう」と言ってくれたけれど、言葉よりも表情で表してくれたそう。
寿之富士自身もモンゴル相撲はやっていた。
〔新十両紹介 寿之富士〕 #三日目 #sumo pic.twitter.com/A0koFrW4Tu
寿之富士の出身大学はどこ?異色の「同志社大学神学部」卒業の知性派
同志社大学神学部
- 出身大学:同志社大学神学部を卒業しました 。
- 異色の専攻:キリスト教、イスラム教、仏教など世界の宗教を幅広く学びました。
- 久々の快挙:同志社大からの新十両は、平成9年の大碇以来、29年ぶりの快挙となりました 。
「神学部」での学びを「精神を安定させ、人のルーツを知る上で相撲にも役立つ」と捉える彼の姿勢には、深い知性を感じます。
荒々しいぶつかり合いが続く土俵の上で、彼が見せる冷静な判断力は、大学4年間で培った精神修行の賜物なのかもしれません。
寿之富士 新十両勝ち越し🎉
— 増田晶文(ますだ・まさふみ) (@showbun) March 22, 2026
同志社大の後輩、ふむ。
しかも、神学部。
ええっ?
大学時代のアマチュア成績
大学時代は西日本を中心に、全国区の大会でも着実に実績を積み上げました 。
- 大学2年:西日本学生選手権 3位
- 大学2年:西日本無差別級 8強
- 大学2年:全日本選手権 出場
- 大学3年:西日本学生選手権 3位
- 大学3年:西日本無差別級 8強
- 大学3年:西日本学生選抜 8強
- 大学3年:全国学生選抜 16強
- 大学3年:全日本選手権 32強
- 大学4年:全日本大学選抜相撲金沢大会 優勝
- 大学4年:西日本学生選抜 8強
- 大学4年:西日本135kg未満級 8強
- 大学4年:和歌山大会 8強
- 大学4年:全日本選手権 出場
寿之富士の出身高校はバスケ少年からの転身
相撲の名門・鳥取城北
モンゴル相撲の大横綱を父に持つ、鳥取城北高―同志社大出身の25歳。
引用元:スポニチアネックス
来日のきっかけと高校生活
- バスケからの転向:小6から中3まではバスケットボールに熱中しており、サッカーや水泳などもこなす万能スポーツ少年でした 。
- 白鵬関のスカウト:2017年2月に白鵬杯を見に来た際、鳥取城北高校にスカウトされました 。
- 編入:同年4月、高校2年生として編入し、本格的に相撲の道へ進みました 。
195センチの身長でバスケをやっていたというのも納得ですが、そこから相撲へ転向させる白鵬関の眼力には脱帽します。本格的な競技開始が高校2年生からというのは遅いスタートですが、それを補って余りある集中力が今の彼を形作っています。
高校時代のアマチュア成績
高校時代は、競技転向から短期間で驚異的な成長を見せました 。
- 平成29年4月:鳥取城北高校に2年生として編入し、相撲を開始
- 高校時代:相撲の名門校という厳しい環境で切磋琢磨し、大学相撲へと繋がる基礎を構築
「聖白鵬」から「寿之富士」への改名経緯と決意
2026年、彼は大きな転機を迎えました。四股名の変更です。
改名に込められた想い
- 旧四股名:入門当初は、本名の意味や師匠の名を冠した「聖白鵬(せいはくほう)」を名乗っていました 。
- 改名の理由:伊勢ヶ濱部屋への転属に伴い、8年1月に改名しました 。
- 新四股名の由来:部屋に「聖富士」がいたため、師匠の照ノ富士親方と話し合い、「聖」に近い響きを持つ「寿」の字を選びました 。
筆者としては、尊敬する白鵬の名から離れる寂しさもあったでしょうが、新しい四股名には「末長く(寿)活躍してほしい」という願いが込められているようで、非常に縁起が良い名だと感じます。
寿之富士関をもっと知るためのQ&A 10選
読者の皆さんが抱くであろう疑問を、Q&A形式でまとめました。
Q1:寿之富士関の本名は何ですか?
A:ウスフバヤル・デムデジャムツです 。
Q2:お父さんの経歴を教えてください。
A:モンゴル相撲の元横綱で、現在は軍事関連会社の会長を務めています 。
Q3:兄弟はいますか?
A:姉が一人、弟が二人います。弟の一人は柔道選手です 。
Q4:好きな食べ物は何ですか?
A:肉とラーメンが好物です 。
Q5:苦手なものはありますか?
A:アンコ(餡)は苦手だそうです 。
Q6:趣味は何ですか?
A:NBAなどのバスケットボール観戦です 。
Q7:好きな芸能人は誰ですか?
A:今田美桜さんが好きだと話しています 。
Q8:よく見るYouTubeチャンネルは?
A:『月曜から夜ふかし』の動画をよく見ているそうです 。
Q9:好きな言葉は何ですか?
A:力士にとって最も大切な「勝ち越し」です 。
Q10:新十両での目標は?
A:ニケタ(10勝)以上勝つことを目標に掲げています 。
まとめ:寿之富士は大相撲の歴史を塗り替える存在か
寿之富士関について調査した結果、彼がただの大型力士ではないことが明確になりました。
- 父はモンゴル相撲の横綱であり、白鵬家とは三代にわたる深い宿命の縁がある 。
- 同志社大学神学部卒という稀有な経歴を持ち、大学時代には金沢大会で優勝を飾るほどの実力者である 。
- 鳥取城北高校での厳しい稽古を経て、短期間で関取の座を掴み取った 。
- 新十両として2ケタ勝利を目指し、伊勢ヶ濱部屋の新たな旋風を巻き起こそうとしている 。
恵まれた体格、確かな学歴、そして偉大な父のDNA。これほどまでに物語性の詰まった力士は他にいません。寿之富士という大器が、日本の国技・大相撲でどのような伝説を刻んでいくのか。
私たちは今、その歴史的な瞬間に立ち会っています。
皆さんもぜひ、彼の躍進をリアルタイムで応援しましょう!

